小児医療の基本、手足口病の病気チェック

手足口病は、保育所や幼稚園、学校などでよく流行る小児の病気です。夏かぜのウィルスの一種の感染で、一人が発症するとそのクラスや学校で集団感染として流行ってくる時があります。手足口病は、接触感染で広がってしまうので、手洗いなどが十分できない年齢だと容易に感染をしてしまいます。手足口病ではインフルエンザのように、特に通学停止が決められているような感染症ではないので、病気チェックをしながら熱や発疹が出ている間は学校を休むこともありますが、元気になればまた通学することができます。小児医療の現場では、6月7月ごろから外来に患者が増え始めます。手足口病は患児によって症状の出方が違いますが、まず病気チェックの第一歩は、掌と足の裏、そして口の中にできる水泡性発疹でしょう。主に医療現場にくる重症の子供の場合は、ひじの内側や膝の裏、そして頭皮にもできていることがあります。また熱の出方にも個人差があります。熱が出ているうえに、口腔内の発疹の症状で何も食べることができなくて脱水に陥る可能性のある子供も医療現場にやってきます。そのようなことを避けるために、痛みがあっても少しずつ飲んだり食べたりすることが大切です。この病気は一旦感染すると特に決まった治療法はなく、対症療法となります。そのために熱があれば熱を下げる対処、脱水があれば点滴など、その都度症状に合わせた対処法を医療現場では行います。この病気チェックをしている保護者や親も昔一度感染したことがあるから大丈夫と思っていてはいけません。この病気は以前に感染しても再度感染することもあるのです。そのために手洗いなどをしっかり行い感染を拡大させないように注意が必要なのです。

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